・・・・・・・・・・・・・・・2013年のジャンプ目標・・・・・・・・・・・・・・・
@ 2−2コンビネーションの多種完成
A 3トーループと3サルコウを立つ
      
修行歴10年目の苦闘 トーループ ループ サルコウ フリップ ルッツ アクセル
夢の
トリプル
(アクセルは
ダブル)
夢の3割成功♪            
奇跡的な初めての成功            
下の両方を組み合わせて回転不足のトリプル            
進入速度を上げ高さを出し回転を止めたダブル            
一歩の踏み出しで入りトリプルの回転不足状態 次練習 次練習 次練習     次練習
ダブル
(アクセルは
シングル)
進入速度を上げてのダブルもほぼマスター(60%〜) 16.12.25 16.12.25 10.10.31 練習中   16.12.25
一歩踏み出しでのダブルをほぼマスター(60%〜) 10.08.03 10.08.03   10.08.03
進入速度を出しての5割程度の完全成功 09.08.14 11.03.27 10.02.20 16.12.25   10.03.20
進入速度を上げて入り高さが出るようになる 09.05.02 10.07.03 09.05.02 10.07.03   09.08.14
ゆっくり入れば正しいフォームが作れる  
1日5回程度成功(ゆっくり力を抜いて) 08.04.13 10.03.20 08.04.13   09.05.02
初めての成功(グリンコなし着氷、チェックアウト) 08.01.12 08.03.23 08.03.30 10.05.29   08.08.24
(右足1本で着氷し、グリンコorバックスクラッチ) 07.09.07 09.01.17 次練習
(回れても両足で着氷=正しくない回転軸) 08.01.06 07.07.08
(陸上練習では同じ感じにできる) 07.03.05 06.11
シングル
マスター(100%) 07.09.09 07.09.29 シングルアクセルは、他のダブルと同じような練習が必要です♪
7割以上成功 06.09.24 07.05.13 07.05.13
片足着氷&チェックが出来てきた 06.09.11 06.08.27 06.09.24 07.05.13
やり方を習った


〜大人になってから始めるフィギュアスケートジャンプ〜
大人になってから英語やピアノを流暢にマスターするのは大変なこと。
子どもが覚えていくスピードや量・質には到底及びません。
それはスケートでも同じ。選手のように毎日練習できないし。
・・・でも、大人には、大人だからこそ感じ取れる魅力の深さや、経験による運動能力・論理的思考力などを持っています。
これらをフル動員することで、きっと、少しずつなりたい自分に近づくことはできるはず・・・。
〜夢や憧れこそが、人生の原動力〜  選手と同じようにダブルやトリプルがきれいに跳べるようになりたい♪

最近の主な練習メニュ〜
スピン:左足シットのバリエーション、右足シット、バックスクラッチのスピードアップ
ジャンプ:2ループ、2トーループ、2サルコウ、2フリップ、1アクセルの完全定着


>>> ダブルジャンプを身につけるまでの練習日課 <<<
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・可能な限りの高速バックスクラッチスピンで右足軸の回転感覚をしっかりつかむ。アゴを引き左肩を見る。
・まずは、力を抜いて小さくゆっくり跳ぶ基礎的な2回転練習から。
恐怖感が取れるまでは小さくゆっくり入り、回転不足からバックスクラッチに持ち込めるピンポイント的な着氷点感覚をつかむ。
・つま先のトーピックでピンポイントに降りてバックスクラッチバランスが取れる着氷点感覚がつかめてきたら、流れから入ってみる。
顔は回転動作の一番最後。踏み切りの直後までしっかり顔を前に残す。
・上体は肩を回すのではなく、腰も含めて体全体が自然に同時に回るように。
・踏み切ったら両手を高く頭の位置くらいまで上げ、それからしっかり素早く両手を胸に引き付ける。
・回転中は、アゴを引き左肩を見るようにする。右足をすばやく伸ばして右軸の回転を意識する。
・着氷時には、右軸足の前でからめていた左足を、クロスさせたまま少し引き上げた姿勢(やや前傾)で着氷をして、
その姿勢からチェックアウトできるようにする。
(左足をクロスさせたまますぐにバックスクラッチに持ち込むか、シングルループを付け足すなどしてクロスのまま着氷できるよう工夫)
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理想のダブルサルコウフォームを求めて・・・
サルコウは選手によってフォームが全然違いますが(膝から入れるorかかとから入れるetc)、
サルコウフォームの正にお手本の1つのようなA選手のフォームをVTRで研究しつつ、
初めてダブルが跳べるようになってからも1年以上かかって理想のフォームを自分のものにできるよう試行錯誤しました。
ダブルサルコウは、他のジャンプ同様に、姿勢とタイミングが大きくかかわってきますが、
両足それぞれが同時進行で別々の美しい曲線の軌跡を描くことが、
サルコウならではのポイントであり魅力だと思います。

シングルサルコウがスケートを始めて半年程度で身に付いたのに対して、
ダブルは練習し出してから2年以上、初めて成功してからも1年半以上もかかったことから、
感覚的にはシングルの10倍は姿勢もタイミングも一連の動きのフォームもシビアな気がします。
(ダブルジャンプの指導は受けたことがなく、選手のビデオを頼りに自分であれこれ探求・試行錯誤しながら
長い時間をかけてコツを1つ1つ見つけてきたので、それで時間が余分にかかったのかも知れませんが、
多分習っていたとしても、頭で分かったからと言ってすぐできるものではないので、
きっと結局は同じくらいの時間はかかったのではないかと思っています。)
以下、試行錯誤しながら自分なりに見つけてきたサルコウフォームの感覚を、自分自身のためにも整理してみます。

下に書く項目の全部がちゃんと出来るとジャンプは成功するのですが、
ほんの短い数秒間の時間の中で、これらを毎回ほぼ全部そろえられるようになるまでには、長い地道な練習を要しました。
全部の項目を一度に頭で考えて体を制御するのは無理ですから、少しずつ多くの項目を無意識に制御できるようになるまで、
 何度も何度も練習し、意識しなくても自然にそうなるように正しい癖付けをしていく訳です。
そして、毎回毎回のジャンプで、これらのことに意識を向け続け、
今のジャンプはどこが悪くて失敗したのかを考えて修正を試みて試行錯誤を繰り返すうちに
偶然うまくいく奇跡体験が何度となく訪れるようになり、その時何を変えてうまくいったのかをしっかりと覚えておき、
それからまた改めて選手のフォームをスローで何度も確認してイメージを頭に焼き付けるなど、
地道な取り組みを重ねていくうちに、やがて
フォームの修正がかけられる(=うまくいかない理由を自分で見つけ、うまくいくように改善できる)ようになりました。
それからも引き続き、毎回のジャンプでこれらの要点と照合させながら、もっともっと意識が無意識になるまで練習!
そこまで来てからも、安定して跳べるようになってくるには、さらに1年以上かかった気がします。

サルコウは、踏み切り足は左ですが、ジャンプの直前に、高く跳ぼうと左膝を曲げてしまうと、
ダブルになるとそこに重力が大きくかかるので、左膝が重力に耐えられなくなり終わります(失敗)。
実際には、左膝はほとんど伸びた状態を保って左脚全体を棒高跳びの「棒」のように突っ張って「つっかえ棒」とし、
右足の振り子の原理で跳ぶような感じです。
「左脚は棒!」「右足で跳ぶ!」という強い意識とイメージを持たないと、
頭では分かっていても、フォームが固まってくるまでは、とにかくこの穴に陥りやすいです。
そして、跳ぶタイミングは、シングルサルコウの許容タイミングよりも、かなり後に来ます。
これを待ちきれないとうまく行きません・・・。

(以下、流れの順に要点を整理!)

〜進入時(スリーターンorモホークの後)〜

@左足のLBIカーブは薄く直線的に取る。
A胸を張り上体をしっかり起こす。
B右足を後方へ投げ出す。(右膝は力を抜いて曲げることで靴の高さを出す。)
上体を起こしたまま右脚を後方へ投げ出すことで、反動で戻ってくる動きが生まれ、
膝を曲げることで、靴の高さを出し、振り子の原理を使って跳ぶ。
(振り子と言っても足を振り回すのとは全く違い、
右足を降ろして最下点に「置いて」から、膝を「引き上げる」感じ。)
C左膝は、ターンで自然に軽く曲がった状態から、一度伸ばす。
片足で直立しているバック滑走状態になり、頭の高さはこの時が最高点となる。
Dこの時、両手は少し高く、水平くらいに。
左手は前方、右手は右方向。

〜ジャンプの入り〜

E
左足に乗っていた重心を徐々に右に移す。
右足が自然に右側に降りてくるのと共に重心を右足に移していく。
F上体は少し前かがみになり、両ひじも両ひざも、共に軽く伸ばしてハの字に開いて降りた状態を作る。
(頭を頂点に両腕と両脚で三角形が2つ重ねて氷上に乗っているような形。)
滑走はあくまで左足のみ。でも、右足も氷すれすれまで降りてきて、
頭の位置も、左右の両腕両足の中央にあるような姿勢。
Cからの動きとしては、両膝がほぼ伸びているのに頭の高さは沈んでいくように見え、
頭の高さも、この時が最低点となる。
滑走は左足なので、左脚から見れば体幹軸は右に傾いた状態と言える。
もちろんこのままの姿勢で滑走を続けることは不可能。
この姿勢は、振り子の右足が一番下に降りてきた状態。

〜踏み切り〜

G降りている右足を中心点として、LBIを強いカーブで取る。
右足だけが一瞬リンク上で位置が止まったようになり、左足と体の左側だけが流れていくような感じ。
このLBIカーブにより、体全体の向きが90°回って、三角形の姿勢の向きが縦方向となり、
重心が体の右側に来ている分だけ、慣性力(直線的に滑ってきた方向)に対して大ブレーキがかかる。
つまり、左脚から頭のラインは、縦方向になった三角形の姿勢構造により、
ジャンプして降りる「進行方向」に対して「手前に傾斜している状態」にあり、これが
棒高跳びの棒を突いた時と同じような、グッとブレーキをかけた状態を作り、
高さを生む原動力の1つ(もう1つは同時に行う右脚の振り子動作)となる。
ここまで来て初めて、振り下ろしてきた右足の振り子の「膝を振り上げる方向」と、
ジャンプして降りる「進行方向」とが一致する。
この直後の踏み切りで右膝を引き上げる時、右足に移してきた重心は
踏み切り動作のブレーキ作用により、その全部が再び左足つま先に戻る。
(この時最大の重力が左足にかかるので、陸上でジャンプする時のように高く跳ぶために膝を曲げてしまうと、
この重力に押しつぶされて、かえって上に上がれなくなる。だから左膝はしっかり固定しておかなければならない。)
H棒高跳びと似たような原理で左脚は棒のようにしてブレーキをかけ、右脚の振り子の作用で跳び上がる。
進入スピードがゆるい時は、傾斜角度を浅く取らないと倒しすぎになって跳べない。
決して跳び急がず、自然に右足が前方に出てくるのをよく待ってから、
振り子が振れるように降りてきていた右足を一気に引き上げる。
(足というよりは「膝」を引き上げる。)
跳び上がるタイミングは、左足のLBIカーブの奥の奥の方。
うまくいくと、左足のつま先と、背中の左側に重心がしっかり乗った感じがする。
右足の振り子が、手前に傾斜している左脚の軸を越えてから跳び上がる。
じっくり待てず、右膝を引き上げるタイミングが早いと、十分に重心を乗せられないため高さが出ず、
軸がゆるくてジャンプ中の回転速度も出ない。
I両腕は右膝を引き上げるタイミングに合わせてしっかりと上方へ引き上げる。
J顔は踏み切る直後までしっかり前方に残しておく。

跳び上がってから一気に回転方向へ持っていくと回転速度が足される。

〜回転〜

K引き上げた右膝は、しっかり内側(回転軸の中)に入れ込む。
顔は「左斜め後ろ上方向」を振り返るよう感じ。引き上げる右膝は、左脚の太ももよりも内側に入れ込むような感じ。
この入れ込みができないと軸がゆるくて回らなかったり、着氷がインエッジになってしまったりする。
逆に入れ込みができると、力もほとんどいらず、さほど高さを出さずとも回転できる。
L回転中の姿勢と両手の位置を意識する。
バックスクラッチスピンと同じ回転姿勢(左脚が右脚の前でクロスしている右脚軸回転の姿勢)は、
ちょうど1回転し終わった時に出来上がる。
両手は胸の前。Iが出来ていないと、急激な体の上昇に負けて意外に手がおなかの位置に来やすく、
そうなると、体の姿勢も前屈みになりやすく、格好悪い。

〜着氷〜
M右足のつま先のトーピックから降りる意識をしっかり持つ。
回転不足になった場合でも、トーピックから降りられるとバックスクラッチスピンをかけられて転倒しにくくなる。

〜全体〜
N一連の動作は、すべて止めることなく常に流れて動いている。
ただし、右足の振り子が降りた瞬間の右足の位置は、きついLBIで体の向きが変わるまで一瞬止まった感じになる。
O跳び上がるまで、重心は常に左足の「つま先側」にかける。
踏み切り時のタイミングや姿勢が悪いと、踏み切り時に、重心が左足の「かかと側」に乗ってしまうことがある。
それを防ぐには、ほんの少しだけ頭を常に前に出しておき、ほんの少しの前傾姿勢を最後まで維持すると良い。
P左足と右足の動作軌跡は、同時進行で別々の曲線を描いていく感じ。

左足は、氷上の平面上に放物線をひっくり返した曲線の左半分を描き、
右足は、空間上で放物線をひっくり返した曲線を斜め垂直方向に傾けた感じ(サッカーボールを右足で蹴る感じ)の曲線を描く。
※実際には右足の曲線は、体の向きがLBI方向に回転しながらなので、よじれた放物線になりますが、
練習の中で、この2つの美しい曲線軌道を偶然感じ取れた時があり、
サルコウジャンプの美しさ・素晴らしさを感じて感動しました♪

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3秒くらいの間に、以上のようなことすべてを意識してイメージ通りに制御するのは本当に難しいなぁ・・・と思うのですが、
一度に全部はできなくても、一つ一つをしっかり意識して練習し、意識が無意識になるまで何度も癖付けしていくしかありません。
「ただ2回転回っているだけ」の「ガチャガチャで不自然なジャンプ」ではなく、選手のような綺麗で自然なジャンプを身につけるためには、
野球のピッチャーのように、きちんとしたフォームを身につける練習がとても大事だと思っています。
しっかりとした一連の動作イメージをつかむために、きれいなフォームの選手のジャンプをスロービデオで何度もよく見て研究するのも
楽しいし有効です♪ その中に成功への鍵が隠されている訳ですから。
 特にアクセルは、スリージャンプとは全く違う、あの顔だけを残して後ろ向きにジャンプするような独特の入り方や、
一度引き上げて曲がった右膝がどうして伸びてきて左足が自然に前でからむのか、スローやコマ送りで何度も見ないとまるで分かりませんでした。
見たら出来る訳では決してないけれど、自分なりのしっかりとした動作イメージや理想を持ち、
常に探求・工夫して練習することが上達の鍵だということだけは分かっています。

それにしても、空中でバックスクラッチの姿勢になるというのは、難しいです・・・。
ジャンプした後に、空中で回転しながら体をまっすぐに伸ばすというのは、無意識の防衛本能が働いて、
なかなかしっかりと膝が伸ばせません。
アクセルはともかく、特にダブルサルコウの踏切で、一度引き上げた右膝を空中でまた伸ばすというのは難しい。
階段を一段上がるような感じに出来れば理想ですが、
最初は、とにかく膝の曲がった状態での回転になってしまい、これは姿勢が悪くて格好が悪いのです・・・。
何年もかけて、徐々に慣れていくしかないようです。

そこで自分は、トーループ、サルコウのダブル練習をしながら、あえてちょっと難しめのダブルフリップとダブルループの練習
も加えて練習するなどしていました。
フリップやルッツは、右のトーで突いて跳び上がるので、基本的にそのまま自然に右膝が伸びるし、
ループも右膝が伸びるジャンプですから、右膝を曲げない空中回転姿勢に慣れるために、
フリップやループのダブルの練習も取り入れてみたのです。
こちらはこちらで、トーを着く角度や位置、入る姿勢、タイミング、回転に入ったら足元をしっかり閉じるなど、
いろいろなコツやポイントがだんだんと分かってきたのですが、たとえなかなか回転しきれなくても、
トーループやサルコウばかりで膝を伸ばすことを考えるよりも
結果的にはこれら別のジャンプの練習をすることが空中回転姿勢を身につけるのに良かった気がしています。

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ともあれ、やっている自分の、手足・姿勢・バランスがどうなっているのか、自分では見えないのがスケート。
教え合い学び合える仲間や上級者・経験者の方からのアドバイスは、本当にありがたいです!
これからもどうぞ宜しくお願いします♪




>>> この年齢(?)からフィギュアを始めてみて、初めて分かったこと! <<<
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@左足のスタンドスピンをきちんと身につけるだけでも相当の練習と時間がかかること。
(シングルジャンプは半年くらいで色々出来るようになったけれど、スピンはダメで、自分は多分、
出来るようにならない人なんじゃないかとずっと思っていました。)

A30歳以上で習い始めても、スピンの目の廻りや気持ち悪さには、ちゃんと適応できるようになるということ。
(ただし、レイバックスピンとか、視線方向(回転景色)の変わるスピンは全部、別物として訓練していかないと目は廻ります。)

Bスピンがある程度、高速で出来るようになると、鼻の奥の奥の奥の方から遠心力で鼻水が引き出されてくるということ。
(選手が演技の直前にティッシュで鼻をよくかむのは、かんでおかないと、スピンの時に飛び出てしまうからです!)

C右足のバックスクラッチスピンは、左足のスタンドスピンより3倍以上(感覚的に)も難しいということ。
(ブレード<刃>の取り付け位置や角度、足の向きが数ミリ違うだけでも、軸がぶれて高速で回れなくなります。)

Dバックスクラッチスピンが出来るようにならないと、右足軸回転を必要とするシングルアクセルや2回転ジャンプは始まらないこと。
(体の真ん中で回転している限り、きれいな片足着氷はできるようになりません。出来ても不格好なジャンプになります・・・。
それよりは、早くまずバックスクラッチスピンを身につけて、死んでも右足一本で降りる(大げさな表現ですが)という意志を持つことが大事!
小さなジャンプで良い(それだと怖くないし)ので、回転不足からバックスクラッチに持ち込む練習をすると、右足軸回転感覚が分かってきます。
と同時に、左足を右足の前でクロスさせた(からめた)空中回転(=バックスクラッチの姿勢での空中回転)ができるようになります
バックスクラッチスピンを身につけずにスピードをつけて2回転ジャンプの練習をいくら頑張っても、不格好な形のジャンプしか身につきません。
間違った漢字を1000回、漢字練習しても、間違った漢字しか身につかないのと同じで、
正しい手順で練習しないと、正しいフォームはいつまでも身に付かないし、逆に変なクセがついてしまってフォームの修正がさらに難しくなり、
何よりもバランスを崩しやすいので怪我にもつながると思います。
2回転は、体を回そうとすればするほど、体を振り回してしまったり適切なタイミングがずれてしまい、結果的に余計に回りづらくなります。
逆に、正しいフォームが身につくと、何の力も勢いもなくとも、きれいに2回転できるようになります。
事実、まだ筋力が未発達な小さな小学生でも、楽々2回転跳べています。
なわとびの二重跳びのように、力で回そうとしても縄が速く回らないのと一緒。
正しいフォームや一連の動きのタイミングを身につけ、コツをつかむことが肝要です。
回転軸と、バックスクラッチの空中姿勢が身につくと、陸上でも普通に2回転して片足着地ができるようになります♪)

Eジャンプもスピンも、何度も何度も試行錯誤を繰り返しているうちに、やがて偶然うまくできる「奇跡体験」が起こるので、
その時の感覚を大事にしながら、今はなぜ出来たのか、今はなぜうまくいかないのかを常に頭で考えて試すことが大事!

(でも、それを先生や上級者に見てもらい、指導を受けることがやっぱり大切。
そして自分のフォームを時々ビデオに撮って、自分で確かめるのが最も大事なこと!!
百聞は一見にしかずです。ダメな箇所が自分で納得できれば、本気で直す気になれます☆)

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>>> 過去の歩み <<<
08.05.17  ダブルサルコウとダブルトーループの練習で、空中でクルクルッと素早く回るコツを今日初めて掴みかけることができました♪今まではとにかく空中での回転が遅くて、どうやったらちびっ子達のように速くクルクルッ!と回れるんだろう・・・という思いで長いこといたのですが、ここ半年でバックスクラッチもだんだんと安定してそれなりに速く回れるようになってきたことがつながっているのか、今日は初めて空中での回転速度が出るようになったと自覚できる“奇跡体験”が起こりました。「速く」と言っても「2回転に十分な速さ」ということです。
 これだ!これを逃すまい!と集中してしばらく一人で何度も練習したものの、一緒によく練習している子ども達がそこにやってきて、改めて一緒に始めたら、大事な大事なその感覚はすぐにどこかに逃げてしまい、また出来なくなりました・・・。そしてそのまますぐ閉館時刻に・・・。残念!でもこれを機に、きっとまた今までと同じように、練習次第で身に付けていけるはず。
08.04.06  今日はグループレッスンで初めてデスドロップスピンにトライすることに!突然でびっくりしたのですが、偶然昨日、男性スケーターの中でダントツ好きなランビエールのエキシビションのビデオでスピンやデスドロップをスローで何度もよく見て、体の動きとかをよく調べていたので、そのイメージだけは持っていました。もちろんデスドロップと呼べるには程遠いものでしたが、とにかく一発目で跳んだ後ちゃんと右足シットに入ることができたので、ちょっと嬉しかった☆ 本物のデスドロップは一瞬だけ全身が宙で完全に水平になる感じなのでまだまだですが、最近ようやく出来るようになってきたチョクトウに加えて、楽しみな練習メニューの1つになりそう♪
08.03.30  初めてダブルサルコウが出来ました♪ 出来たと言ってもトーループもサルコウも、まだスピードをつけたダイナミックなジャンプではなく、小さくて力を使わずに跳ぶ程度のものです。まだ空中で回転軸が大して取れていないうちにスピードをつけて大きくやろうとすると、思い切り体勢を崩したりして大きな転倒になる可能性があるので、今は敢えて大きくはやらないようにしています。小さいモーションでしっかりと空中姿勢の感覚がよく身についてから少しずつ大きくしていけば良いと考えています。
 今日は、もう一つ!ずっとずっとなかなか分からず出来なかったチョクトウが、初めて分かってきました!!何となしにやってみたらなぜか今日は偶然ちょこっとだけ出来て、「あっ!!!コレだ!!」そうしたらそのチャンスを逃す手はありません。どうやったらうまくいくのかコツをつかむまでひたすらトライしてみました。股関節が凡人並にしか開かない自分にはスプレッドイーグル同様、身に付けるのは無理なのかなとずっと思っていましたが、上手な選手のを今までもずっと見てきて、イメージや動きはそれなりにじっくり観察していたし、少しずつは感じをつかんできていたので、その積み重ねがあっての今日があった感じです。出来た時に感じたことは、思ったよりも、もっと頭が後ろに残ったままであるということと、アウトエッジのカーブを描く時にはもっとしっかりと振り返るように後ろを向くことと、そして、そのアウトエッジで描く時、足元の足首は、体重がかかってよくしなっているということ。とにかく頭は中央後方においたままでインエッジのフォアとアウトエッジのバックを交互に踏むこのチョクトーも、もっと練習して上達させましょう♪
08.03.23  初めてダブルループが何度か降りられました♪まだ回転がすごく遅くて高さだけで何とかしようというような格好悪いジャンプですが・・・。トリプルループを跳ぶ選手のテレビ録画をコマ送りで見てじっくり研究したところ、ループは右足1本で踏み切るジャンプだけど、入る時に上手に左足の膝を引き上げるように使って高さを出していることを発見♪ イメージをよく頭に入れておき、今日早速リンクでやってみたのです☆ 回転力にはどうしても結びつけられず、足元をそろえる空中姿勢も取れないしで、なかなか成功しませんでしたが、右足の力だけでなく、左膝を開いて引き上げるような体の使い方がちょこっと分かって、だいぶ高さは出せるようになった気がします☆ 今までのループのイメージとは全く違う感覚が芽生え、ループジャンプの練習がとっても新鮮で楽しくなってきました。
 両手をだんだん上に上げながらできるだけ高速で回る左足軸のクロススピンがほぼ身に付きました。
08.01.12  初めてダブルトーループが1回成功しました♪ジャンプに入る時に右足のかかとをよりアウトエッジに入れることで、右足を前に振り出せることを朝のサンデーレッスンで教わり、何度もイメージを作りながら実践しました♪ ダブルトーループもダブルサルコウも、きちんと右足を軸とした回転ができないと着氷時に必ず右足だけでは降りられないので、シングルとは全然違った難しさを感じます。それにジャンプ地点と着氷地点は当然ジャンプ中に移動して異なる訳ですが、着氷時に、頭と右足つま先を結ぶラインが、地面に対して移動に見合った適切な角度になっていないと、右足のつま先だけはとても着氷バランスを取り切ることができず、どうしてもツーフットになってしまいます・・・。ジャンプで持ち上がった体の全体重以上の力を、着氷時には右足のつま先だけで支えて降りるのですから、本当に微妙な角度のズレで失敗となってしまいます・・・。この日以降、ダブルトーループはずっと1日に1〜2度だけの成功にとどまったまま。ダブルジャンプも、力でなく、あくまで姿勢とバランスで跳ぶものだと毎回痛感させられています。
08.01.06  初めて左軸キャメルスピンの奇跡体験(何もしない状態のまま完全に安定してスピンがずっと続くこと)ができました♪
07.12.16  バックスクラッチの奇跡体験が何度も味わえるようになってきました♪
07.12.9  コツがつかめず苦しんでいたバックスクラッチにも、初めて奇跡体験(何もしない状態のまま完全に安定してスピンがずっと続くこと)ができました♪
07.12.02  左軸シットスピンがそこそこの高速で回れるようになってきました♪
 でもまだ入りでの失敗が目立ちます。
 左軸シットスピンの後に変形スピン?(右足のブレードを後ろで左手で持つ)
 を1つ入れて5回転くらい回れるようになりました♪
 左軸クロススピンがたまに成功できるようになりました♪
07.09.29  左軸シットスピンが初めて7回転続きました♪
 ルッツ+ループや、ルッツ+トーループ+ループができました♪
07.09.23  スタンドスピンが10回転以上続くようになってきました♪
 フリップ+ループや、フリップ+トーループ+ループができるようになりました♪
07.08.19  初めてダブルループが1回成功しました♪
07.04.23  初級のバッジテストに合格しました♪

07.04.23 初級のバッジテストに合格しました♪
初級はたいてい小学校低学年や就学前の子どもが受けるテストですが、
もちろん大人になってから受けることも可能です。しかし、ちびっ子達の受験生の中に
1人だけ混じって受けるには勇気が必要だと思います(笑)。
自分の場合は、一緒に挑戦してみませんかと誘ってくれた仲間がいたおかげで受けることができました。
グループレッスンやテストに誘ってくださったYさんがいなければテストを受けることもなかったと思うし、
こんなにたくさんのスケート仲間ができることもなかったでしょう。
本当に感謝しています!
それから、手本を見せてくれた子達やアドバイスをくれた方々にもありがとう。

初級はフィギュアスケートの普及を目的としたほんの入り口の世界で、
フォアやバックでインエッジ・アウトエッジの弧が描けないほどではダメだと思いますが、
やり方や姿勢などをちゃんと習っていれば、よほどでなければ落ちないようです。
でも、見ていると簡単そうに見えるセミサークル(半円ずつ足を替えて弧を描いていく)は、
滑り出し方や姿勢(顔の向きやフリーレッグの動かし方など)が、
それぞれ4種類(フォアアウト・フォアイン・バックアウト・バックイン)で異なるので、
慣れるまでには時間がかかりました。初めて教わったときは、「こんなに難しいのか」と思いました。
・・・なので、体で覚えるまで3・4月は、ジャンプ練習を減らして仲間と共に何度も何度も練習してきました。
当日の本番、自分は心臓がドキドキする程は緊張しませんでしたが、それでも
練習でいつもできていたことが本番ではなぜかできなくなったりして、
やっぱり練習と本番は違うんだなぁと改めて知らされました。


2006年の駆け込み目標に定めたシングルアクセルの年内成功は、
無事に失敗に終わりました(泣)。残念!
大晦日の31日、新横浜で3時間滑ってきましたが、やはりダメでした・・・。
陸上では出来るのですが氷の上だと簡単にはいかないのです・・・。
まず、うまく踏み切れず、そして、回り切れません。
地面では出来るから、氷上でもそのうち出来るようになるだろうと思っていたのですが・・・甘かった!

そこで、2007年の目標を改めて定めます!

・・・・・・・・・・・・・・・ 2007年の目標その1♪ ・・・・・・・・・・・・・・・
フィギュアスケート・シングルアクセルの習得とダブルジャンプの多種完成!

1年後の2008年元旦、絶対にできるようになっていたい!!
毎日の陸上練習はもちろんのこと、やはり週1回しかない氷上練習をいかにやるかが
成功のカギだと思います。

いまだ左足で回るスタンドスピンもろくに出来ない自分ですが、
ジャンプの回転時と同じ、右足を軸としたバックスクラッチと呼ばれるスピンを
少しでも身につけて、ジャンプ時に右足を軸に高速回転できるようになることが課題です。
今年一年と言っても、リンクに行けるのは週1回、つまり48回位しかない訳です。
気を抜かずに目標達成に向けて励みたいと思います☆

学校では、3学期になわとび運動もあるので、ジャンプ力を鍛える為、
片足三重跳びにも挑戦してみようと思います(片足はやったことがない)。
(片足5回、両足30回が目標)
三重跳びの自己記録は、小6の時で20回、20代後半で29回です。
でも、スケートを始める前の去年は15回でもうへとへとでした。
スケートを始めてからはストレッチも運動もよくやっていて、明らかにフトモモの筋肉も増量しているし、
もうここ2年間は、肺に煙も入れてないので(笑)、
あとは加齢から来る衰えは何とか気力でカバーして・・・・・・どうでしょう。

なわとび三重跳び 片 足 両 足
今年の最高記録 1  回 20  回
跳べた日


<跳び縄選びと長さ調整のポイント>
・跳び縄は、柄が長く、縄がゴム系のものでも、伸び縮みしないものが良いです。
柄が長い方が、綾とびなどのクロス系で圧倒的に有利(楽だし、つっかえづらい)です。
縄のゴムは、引っ張ってみて伸び縮みしやすいものだと、
二重跳び以上の高速回転をした場合に、ゴムが遠心力で伸びてきて、
@手で高速に回すのが必要以上に大変になるし、
A縄の長さが伸びたり縮んだりして大変跳びづらくなります。

でも・・・縄の伸び具合は、買って使ってみないと分かりませんね・・・。
ちなみに縄の長さ調整は、なわとびの上達の為にも大変重要です!!
長さ調整は、自分の経験から次のように子ども達に指導しています。
@柄を水平にして両方で持つ。
A片足をちょんと前に出して、つま先で縄の中央部分を踏む。
B柄を水平のまま持ち上げて、持った柄の手前が胸のポッチ(←他に適切な表現が見つかりません笑)
の所より少しだけ上くらいに来るように調整する。

特に低学年では体がまだ小さいので、切って調整してあげないとダメです。
長すぎるまま使っている子を時々見かけます。
親御さんはぜひ、学校に持たせる前に、上のようにして長さ調整をしてあげて下さいね♪
適切な長さで練習すれば、1年生でも二重跳びがたくさん跳べるようになったりします。