楽しいスケート♪

 

店内イメージ

~大人になってから始めるフィギュアスケートジャンプ~

大人になってから英語やピアノを流暢にマスターするのは大変なこと。 子どもが覚えていくスピードや量・質には到底及びません。それはスケートでも同じ。選手のように毎日練習できないし。

・・・でも、大人には、大人だからこそ感じ取れる魅力の深さや、経験による運動能力・論理的思考力などを持っています。これらをフル動員することで、きっと、少しずつなりたい自分に近づくことはできるはず・・・。

~夢や憧れこそが、人生の原動力~

選手と同じようなダブルやトリプルがきれいに跳べるようになりたい♪

 

私の普段の練習は、アメブロで紹介しています。以下は、これから1アクセルやダブルジャンプを身につけようとしている大人の方に向けた、習得のためのコツの数々です。大人になってから始めた人がどうやったら選手のような自然なジャンプを身につけていけるのか・・・アクセルとルッツ以外は一応2回転が跳べるようになった私がやってきた練習法を書いておきますね♪

 

1アクセルやダブルジャンプの練習を始める前に、絶対に必要とされる技量

それは何と言っても、”右脚回転軸スピン(バックスクラッチスピン)の習得”です。

左脚でのスタンドスピンよりもはるかに難しい右脚スピンのバックスクラッチですが、これが出来るようにならなければ、いくら練習しても選手のような1アクセルや2回転はまず身につきません!

<理由>

アクセル以外のシングルジャンプは、”体を返すだけ”で跳べるので、「回転軸」は”全く”必要ありません。スポーツ経験者なら、スケートを習って半年位でもう、いろいろなシングルジャンプが跳べるようになります。でも、1アクセルや2回転ジャンプに挑戦してみると、見た目よりも想像よりも遥かに難しく、突然上達の大きな壁となって立ちはだかるのです。出来そうで出来ない。何年やってても出来るようにならない。たとえ回れても着氷がきれいにいかない・・・など、その位大人から始めると難しいものです。ただそれは、バックスクラッチスピンの回転軸を空中で作るというのが適切に出来ていないからにほかなりません。

ただクルクルッと”回るだけ”なら、バックスクラッチが出来なくても出来たりするのですが、アクロバティックに回転して着地する体操選手の回転軸とは違う軸が、スケートには必要となるのです。

体操選手の空中での回転は、根本的に”体の中心”に回転軸を取っていると思われます。スケートの場合はこれでは絶対にダメです。どうしてか分かりますか?

体の”中心”で回転している限り、着地は絶対に体操と同じ「両足着地」となってしまうからです。

スケートの場合は、右足一本のアウトエッジで、全部の重心バランスがつり合ったピンポイントで降りなければ成功になりません。回転軸が体の”中心”にある限り、これが出来ないのです。スケートは回転軸が体の中心ではないのです(厳密には、”普通に起立している時の体の中心”の軸ではないということ)。ここが大人にとってはかなり微妙で難しい所。スケートでの回転軸は、バックスクラッチスピンの回転軸になります。だから、バックスクラッチスピンが習得出来ていないと、どうしても空中での回転軸が体の中心になってしまいます。この状態のままで何百回、何千回と1アクセルや2回転ジャンプに挑戦しても、選手のような自然で美しいジャンプや着氷は身につかないばかりか、間違った回転軸で回るフォームが身についてしまい、それを直すのがさらに難しくなってしまいます。つまりは無駄な練習、報われない努力となってしまうのです。

だからこそ、1アクセルやダブルジャンプの練習を始める前段階として、必ずバックスクラッチスピンの習得が必要となります。アウトエッジで回転するバックスクラッチは、インエッジで回る左脚スピンよりもはるかに難しいのですが、大人でも練習を重ねれば出来てくるので、ぜひ頑張って下さい!!

<コツ>

アウトエッジに乗って回るのは、最初はなかなかに怖いものです。なぜならば、左足のインエッジで回るスタンドスピンなら、頭の位置は両足の真ん中で良いし、バランスを崩したとしても、右足を着けばいいだけの話です。ところが、右足のバックスクラッチスピンは、頭の位置が両足の真ん中ではなく、右足よりも右側になります。それが怖い。スタンドスピンよりはるかにバランスが不安定になります。

試しに家で、はだし(靴下可)で、次のようにしてみると分かりやすいと思います。

① まず、両足をそろえて立ち、右ひざを直角に上げてから、左足のつま先立ち→戻すを3回連続で行う(これが左足スタンドスピンの基礎)。これは割と簡単に出来ますよね?

② 次に、左足を右足の前でクロスさせて、両足クロスの状態で両足をそろえて立ち、今度は、右足のつま先立ち→戻すを3回連続で行う(この時に左足は1度も床に着いてはいけません)。

どうでしょうか。頭や上体が右側に傾いて倒れそうになったりしませんでしたか? これがバックスクラッチスピンの怖さ・難しさです。この不安定感が怖いし、そんな感じの状態でスピンするのですから、バランスを取るのは至難の業です。

でも、実は、家でやるこの②の練習こそが、バックスクラッチスピン習得への第一歩となります!そして②は、意外にあっさりと、体がぶれずにできるようになりますよ♪ どうすれば良いのでしょう。・・・答えを下に書きますが、読む前に自分でやってみて、コツを見つけるのも楽しいと思います♪

(答え)
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓

それは、右足のつま先立ちをする前に、頭の位置をほんのちょっと左側に戻すことです!
もっと言えば、両足はクロスさせますが、最初から左足を床に着かずにつま先立ちを始めることです!

実は、このつま先立ちを繰り返せる頭の位置、足元の重心感覚がバックスクラッチスピンの適切な基礎的バランスになります!

・・・バックスクラッチができるようになるまでは、多くの人が、「バックスクラッチ=右足のアウトエッジスピン」という意識が強くて、アウトに倒し過ぎになってバランスが取れないという状況になっているのではないでしょうか。バックスクラッチスピンは、思っているよりも重心は右ではなく、実は”フラット気味”に立っている状態で出来るスピンです。

②が、何度も繰り返して出来るようになったら、右足のつま先立ちを繰り返しながら、右足の足の裏のどこらへんを通ってつま先立ちしているかを意識して感じてみて下さい・・・。うまく続けられるのは、右足の裏の、小指側を通ってつま先立ちしている時だということが分かると思います。”土踏まずではない方”です。ここを通ると安定して何度も繰り返せることが分かります。この練習を家で何度もやって、バックスクラッチスピンの時の頭の位置、重心ポイントをよく覚えておいて、それからリンクに行ってその頭の位置でトライするというのが有効な練習法です! バックスクラッチスピンの時の重心ポイントは、右足裏の”小指の付け根”辺りです。そこに重心を置いてバックスクラッチの姿勢を維持するのも良い練習になります。

それでもリンクでバックスクラッチを実際にやるとなると、やっぱりそう簡単には出来ないと思います。スピンは体のすべてのバランスが一致した時だけに起こる、ある意味”奇跡の状態”なのです。出来るようになるまでは、体のあちこちが遠心力で外側に持って行かれてしまい、体がぶれて、バランスを取るのに四苦八苦する訳です。でも、それがひとたびバランスが完全一致すると、今までの強い遠心力が嘘のように消えて無くなります! 信じられない静寂が訪れ、音も静かに安定して回った状態が続くのです! それは正に奇跡体験! 初めて出来た時の喜びは、「すぐに出来ちゃう選手の子達よりも何倍も味わい深い達成感」となります♪

その為にも、簡単には出来なくても、ぜひ練習を頑張って続けてみて下さい。私がその奇跡体験を起こしたリンクでの練習方法を書いておきますね♪

でもその前に、練習を楽しく続けるための安全装備について一言・・・まず、手袋の中には、アンクルガードのような堅めのスポンジを入れておきましょう! そうすることで、万が一転んで手をついた時にも手首を傷めなくて済むし、安心して練習ができます。これはジャンプ練習でももちろん有効で、仕事を持っている大人にとってはケガをする訳には行かないので、とても大切なことだと思います。私は膝にもバレーボールで使うような膝パッドを必ず着けています。スケートを始めた頃にスパイラルで前進していたら、重心が前になってしまってトーにつまずき、膝を氷に強打したことがあって、大きなケガにはならなかったものの、それから2年も膝を軽く触るだけで「ピリッ!」と、神経に触れて電気が走るような感じが消えませんでした。手首と膝は思わぬケガをしやすい箇所と言えます。ケガをしてしまうと、仕事にも迷惑をかけることになったり、大好きなスケートをしばらく休まなければならなくなってしまいます!これは絶対に避けたいところです。。。

では本題です。氷の上で私が繰り返し行った練習は・・・

③ 右膝を軽く曲げて良いので、右足のバックスクラッチの重心ポイントと、そのポイントに乗れる時の頭の位置を意識して、その2箇所を常に維持するようにしながら(スピンの回転円の中心とする)、左足で、スピンの回転方向に何度も片足バックひょうたんをして漕いで回るのです。つまり、左足はバックスクラッチの姿勢の位置ではありません。この練習は、バックスクラッチスピンになる時の”右足の感覚”をつかむ練習です。両足を着けてやる練習なので、怖くはないと思います。

④ ③が出来るようになったら、その勢いで最後に右ひざを伸ばして立って、そっと左足を右足の前にからめてみましょう。不安定になったらやめて、左足を③に戻します。

⑤ ③→④を、ひたすら繰り返します!

私が氷の上で続けたのは、何とこれだけです。これを地道にやっているうちに、突然「奇跡体験」は起こりました。突然、勝手にクルクルと回り続けている状態になりました! そしてその時に、「何これ!ほとんどフラットじゃん!!」と驚きました。 先ほども書きましたが、出来るようになるまでは、「アウトエッジ」を意識し過ぎて、アウトに乗り過ぎる傾向になりがちです。奇跡体験が起こるのは、”ほとんどフラット気味に立った状態”で起こると思ってください。

 

バックスクラッチスピンは、大人で始めた場合は、毎週やっても身につくまでに数年以上かかって全くおかしくありません。とにかく、②の練習で見つけられる右足と頭の重心位置を意識しながら、地道に練習を重ねることが大事です。

 

1回転のジャンプがいろいろ跳べるようになったらすぐにやるべき練習

アクセル以外の1回転ジャンプがいろいろ跳べるようになったら、早いうちに、1回転ジャンプ+1ループのコンビネーション練習をした方が良いです!

<理由>

これは、ジャンプを降りた時の”チェックアウト”と呼ばれる一連の動作やそのタイミングを、”正しく”身につける為です。「チェックは出来る」と思っている大人の方は多いと思いますが、動作のタイミングが正しくない方をよく見かけます。

チェックアウトは、体の回転を止める動作で、ジャンプを降りた際に、右膝の前にからめていた左脚をほどくように開いて流すことで、回転していた体の勢いを止めます。

でも、大人の人の1回転ジャンプを見ていると、”チェックアウトの開きが早過ぎる”=”着氷する時点ですでに左脚がほどけてしまっている”のを見かけます。これは明らかに間違いです。正しいチェックになっていません。バックスクラッチの空中姿勢が身についていないので仕方ないことでもありますが、この場合、1回転ジャンプの”間違ったフォーム”の可能性として、

①1回転ジャンプの着氷時に、左脚を右脚の前でクロスさせることができていない。

②1回転ジャンプの着氷時に、左足を後方へ伸ばすタイミングが早過ぎる。

・・・の2つが考えられます。これだと、着氷時の”重心バランス”も、体が開いて着氷したが為に、本来の適正位置よりも”左後ろに少しずれている状態”の着氷ということになります。シングルアクセルやダブルを跳ぶとなると、これではいけません。これでは回転を止めることが出来ず、両足を開いた両足着地となってしまうでしょう。

選手の録画をコマ送りで見ると分かると思いますが、着氷した瞬間は、まだ左脚は開いていません。着氷した”後”に、左脚をほどいて回転の勢いを左脚が受け流すことで回転を止めるのです。1回転ジャンプでも、正しいチェックアウトの動作は身につけておいた方が自然で美しいジャンプフォームになります。

着氷時の姿勢や重心位置の違いを確かめるには、家の床で、はだしで次のようにやってみると良いでしょう。

① まずは、間違っている姿勢と重心位置です・・・右ひざを少し曲げて、右足を頭の位置より少し右前へ置きます。そして左足は頭の位置よりだいぶ離れた左後ろでつま先立ちで置いて両足で立ってみて下さい。その状態から、ゆっくり頭の位置を右前へ持って行き、右足に重心を乗せていきましょう。左足のつま先が少し浮いてくると思います。この状態が適切でない着氷姿勢&重心位置です。

② 次に、これを適切な着氷姿勢と重心位置にしていきます。①の最後の状態から、左足を右足より右前へ持ってきて下さい。バックスクラッチと同じような感じにしますが、ジャンプして降りた時は右膝を曲げているので、バックスクラッチのポジションよりも、頭の位置はもう少し前で、上体も少し前傾した姿勢となります。これが着氷時の正しい姿勢と重心位置です。両手はもちろん開かずに胸の前です。左足の位置が①とは全然違うのと同様に、左肩の位置も、①とは変わってくると思います。

チェックアウトの開きが①のように早過ぎるのなら、開きを遅くしなければなりません。着氷時は、左ひざをまだ右ひざの前でクロスさせて②の姿勢でなければなりません。

それを意識してジャンプ練習をするのも良いですが、それがより自然に身につくようになるのが、”1ループを付け足す練習”なのです。

なぜ色々な1回転ジャンプの後に、1ループを付け足すと良いのでしょう?

それはやってみれば明白です。1ループに入る時の姿勢と、ジャンプ着氷時の姿勢(=②)は、ほぼ同じだからです。チェックの動作が早過ぎて左脚を開いた状態で着氷している限りは、その後に1ループを付け足すのは不可能です。逆に、脚をクロスさせた適切な姿勢で着氷できると、それ自体が1ループを跳ぶ直前の姿勢に近いので、そのまま1ループに入れる訳です。つまりは、”1ループを付け足せるかどうか”で、”正しい着氷姿勢が取れているかどうか”が分かるのです。そして、正しい着氷姿勢が取れているならば、その後のチェックアウトの動作も正しいタイミングで出来るということになります。

では、1ループを付け足したジャンプがいろいろできるようになるまでの具体的な練習手順です♪

<コツ>

① まずは0回転ループで何度も連続ジャンプをする・・・1回転ループに入る時の姿勢をずっと保ったままで、右足バックアウト方向に滑走して、回転せずに、跳ねては着氷、跳ねては着氷を繰り返すということです。これによって、”左脚を右膝の前でクロスしたまま降りる”ことに体を慣れさせるのです。

② それが怖くなく出来るようになったら、1ループ+1ループの練習に挑戦する。

③ それも出来るようになってきたら、他のジャンプにも1ループを付け足して練習する。

④ 知り合い等に頼んで動画を撮ってもらい、着氷時にきちんと左脚をクロスさせられているかを確かめる。

 

さらに1アクセルや2回転ジャンプにつなげていく練習のポイント

① バックスクラッチスピンの高速化・・・スピンをしながら、ジャンプの空中姿勢がこれと同じであることをイメージする。アゴを引き、左肩を見る感じでできると良いと思います。

② 一歩の踏み出し1回転ジャンプ+バックスクラッチという練習を繰り返し行う・・・2回転ジャンプは、選手なら小学校低学年でも普通に出来ます。ということは、勢いや筋肉で跳ぶものではないということ。適切な回転軸を持って適切なタイミングやバランスが合えば、勢いはいらないということを肝に銘じながら、とにかく勢いをつけず、一歩だけ踏み出して、1回転ジャンプをし、しっかりと左脚をクロスさせたまま着氷し、そして、そのままバックスクラッチスピンに入る!・・・という練習をするのが良いと思います。これをすることによって、右足トーのピンポイントで降りて安定できる”着氷点”の感覚が磨かれ、勢いがない分、真上から降りてきますので、そのままバックスクラッチ回転に入れるようになる訳です♪ ちなみに着氷した瞬間は、一旦ループの入りと同じ膝を折った体勢にはなるので、バックスクラッチスピンはその直後に立ってからということになります。

③ 一歩の踏み出し1回転ジャンプ+バックスクラッチスピンが出来るようになってきたら、一歩の踏み出しジャンプの回転数を徐々に1回転から1.5回転、1.5回転から1.8回転くらいにまで増やせるように練習していく・・・つまりはちょっとずつジャンプを高く跳んで、2回転の回転不足状態からバックスクラッチスピンに持ち込む・・・ということを目指すと良いということです。

ここでとても大事になることがあります。それは、「死んでも右足一本で降りる!」といったような”強い意志”です。回転が足りなくなって、前向きに降りてきてしまっても、両足同時着氷は絶対にダメです。回転軸が体の中心に逆戻りしてしまうからです。ちびっこスケーターの中には、2回転練習の前段階的に、1.5回転をして前向きに両足で降りる(チェックアウトした後の姿勢のように降りる)という練習をしている子も見かけますが、私はあれは、大人ではやらない方が良いと考えています。子どもは飲み込みが早く上達も早いので、そういう手段も取れるのだと思いますが、あのジャンプは、たとえ回転軸が体の中心であっても出来てしまうジャンプなので、大人であれをやると、また回転が体の中心になってしまう気がするのです。大人は子どもよりも習得にずっと時間がかかります。あのジャンプの練習を重ねれば重ねるほど、その”前向き両足着地ジャンプ”が身につくだけで、そこから2回転にはつながっていかないと思うのです。

1.5回転で前向きに降りてきた場合、確かに右足一本では転んでしまう可能性も大きいとは思いますが、一歩の踏み出しジャンプなので、ほぼ真下に降りてきますので、バックスクラッチの姿勢を作る意識を持って”つま先アウトエッジ寄り”に降りて来られれば、そのまま回転を続ける感じにバックスクラッチに持ち込むことは可能です。とにかくここでは、「絶対に右足一本で降りて、バックスクラッチに持ち込むんだ!」という強い意志を持たないと、そこから先の上達は見込めないと思います。そして、この練習では失敗して何度も転びますが、そのおかげでもう一つ、とても大事な技量をこの段階で身につけることができるのです!

それは、ジャンプに失敗した時の”適切な転び方”です。これは後々、とっても大事になります。ゆくゆくは挑戦していくであろう、流れで入る1アクセルや2回転ジャンプの練習を、転ばずに出来るでしょうか? いえいえ、いっぱい失敗していっぱい転ぶのです。その時に、”適切な転び方”を身につけていなければ、ケガのリスクはかなり増します。逆に、”転び方”が分かっていれば、安心してジャンプ練習に挑戦できるのです。転ぶのを恐れてジャンプしている限りはいつまでたっても右足一本で降りるジャンプは出来るようにはならないと思うし、今は一歩の踏み出しジャンプですから、前出のような安全対策を取ってあれば、何度転んでも大きなケガにはならないと思います。ぜひ一歩の踏み出し練習の段階で、何度も何度も転び、”適切な転び方”を習得してしまいましょう!

転び方の基本的なポイントは、いつでも体の左側に両手を着くということです。もちろん、0回転で正面にうつぶせに倒れる時は両手は前に着きます。また、ほとんど回転できずに、尻餅をつくような後ろ向きに倒れる場合は、もちろん両手は後ろです。でも、ジャンプをして回転をしたならば、右足一本のバランスを失って倒れる場合、両手は自然に”回転方向の先(=体の左側)”に着くようになると思います。先ほど書いた通り、”転び方”は、安全なジャンプ練習に欠かせないとっても大切な技量ですので、録画した選手のジャンプで転ぶシーンを集めてスローで見たりする(趣味悪い~とか言わず^^)のも良い学習となるでしょう。

④ ③までがだいたい出来るようになってきたら、ようやくいよいよ、ゆっくりと、流れで入って跳んでみる!・・・いよいよ2回転ジャンプを流れで跳ぶという練習を始めることになりますが、ここでまた大きな壁が立ちはだかると思います。一歩の踏み出しでは出来ていたフォームが、流れで入ると途端に出来なくなるという現象です。。。流れで入って跳べるようになるまでには、さらに慣れと練習が必要なのです。流れで入るということは進行方向に慣性力が働くので、一歩の踏み出しで真上に跳び上がるのとは訳が違うのです。2トーループの場合は、一歩の踏み出しでは左足を下にちょんと着いて上に跳ぶ感じで良かったのが、流れで入ると、左足を着くトーは、進行方向に対して”つっかえ棒”のブレーキをかけるように着かないと上に上がれないのです。トーを着く位置もちょっと違うだけでまるで上に上がれません。ここからがようやく、真のフォームの確立に向けた練習ということになるんだと思います。一歩の踏み出し練習だけでは分からない、新たな技術、さらなる精度が必要となってきます。

またしても大きな壁が立ちはだかる感じですが、③までにやってきたことは、決して無駄にはなりません。地道に③と④の練習を交互に繰り返し練習していくことで、だんだんと流れでも同じように跳べるようになっていきます。 流れで入って跳ぶポイントは、とにかく進入速度をゆっくりにするということ。進入速度が速ければ速いほど成功させるのが難しくなるからです。「進入速度を上げた方が、勢いが出て高く上がれて2回転回れるんじゃないか!?」という考えは大きく間違っています。適切なフォームがまだしっかりと備わっていない状態なのに進入速度を上げてトライし続けると、多分ガチャガチャで不格好なジャンプしか出来るようになりません。楽器の演奏やダンスの演技などで考えてみて下さい。テンポを速くして行うと、それを正確にこなすのは難しくなるでしょう? スポーツでも同じです。スケートは進入速度を上げた分だけ、ジャンプ動作の体のあちこちの適切なタイミングや姿勢を逃しやすくなります。また、スピードの分だけ進行方向へ進もうとする力も強くなり、上に跳ぶためには跳み切り足でしっかりとブレーキをかける必要があり、そのためにフォームや重心の感覚も微妙に変わってくるのです。とにかく、速度を上げれば上げるほど、フォーム通りに跳ぶのはかえって難しくなるのです。

進入速度を上げていく練習をするのは、ゆっくりの流れで入っても適切なフォームで跳べるようになってからです。前にも書いた通り、2回転ジャンプは本来、選手なら小学校低学年で普通に出来る、”力も勢いも必要としないジャンプ”ですから、勢い任せでガチャガチャのジャンプを身につけるよりも、体の全箇所の姿勢や一連の動作のタイミングにしっかりと意識を払って、理想のフォームを獲得すべく、ゆっくり確実に練習するのが良いと思います。

”理想のフォーム”は、テレビに出てくる自分のお気に入りの選手のジャンプをお手本にするのが良いでしょう。気に入った選手がどんな動作や姿勢でジャンプに入っているのかを録画して、何度もスロー再生したり、あらゆる箇所で一時停止したりしてよく分析し、フォームのイメージをしっかりつかんでおくと良いです。回転数は違っても、ジャンプの入りの動作を完コピする意気込みで適切なフォームを分析して、常にそのイメージを持って練習すれば、少しずつ、少しずつ上達していくと思います。

スケートは、1回転ジャンプの仕方を習って出来るようになると、テレビで見るジャンプの種類も容易に判別できるようになりますし、実際にあれこれ滑れるようになることで、姿勢や重心の微妙な変化なども、選手の動きを見ていてある程度は感じ取れるようになりますから、上達すればするほど益々録画での分析も有効な手段となってきます。そして、ジャンプをゆっくり再生したり一時停止したりしてよく見てみると、他のスポーツでは決してしないような特殊な動作をしていることがよく分かります。特にアクセル、サルコウ、フリップなどは、意外な発見があると思います♪ その動作のイメージをしっかりと持ってリンクに臨むのを毎回繰り返すのです。

それでもやはり、すぐには出来るようにはなりません。ジャンプの入りから着氷までのほんの数秒間のうちに、体中のすべての部位の適切な姿勢や重心移動を行うタイミングの多くがある程度揃わないと、2回転でも成功しないからです。2回転でもそんなですから、きっと3回転や4回転となるとそのドンピシャリ度の精度は恐ろしい程精密に制御されなくてはならないのでしょう・・・今の私にはとても想像できません><

 

理想のサルコウフォームを求めて

ここからは、私なりのサルコウフォームの分析です。私は以下のような分析と試行錯誤によって2サルコウを身につけました。そのすべてを書き出したので、とても長い文になっていますが興味があったら読んでみて下さい^^

サルコウは選手によってフォームが全然違いますが(膝から入れる感じだったり、かかとから入れる感じだったり・・・)、私はサルコウフォームのお手本の1つのようなA選手の4回転フォームをVTRで自分なりに分析して、ダブルを身につけました。 以下、試行錯誤しながら自分なりに見つけてきたサルコウフォームの感覚を書きまとめてみます。たった数秒間に全部の項目を一度に頭で考えて体を制御するのは無理ですから、少しずつ多くの項目を無意識に制御できるようになるまで、何度も何度も練習し、意識しなくても自然にそうなるように正しい癖付けをしていく訳ですが、毎回毎回のジャンプで、下記のようなことに意識を向け続け、「 今のジャンプはどこが悪くて失敗したのか」を考えて修正を試みて試行錯誤を繰り返すうちに、偶然うまくいく奇跡体験がごくたまに訪れることがあり、その時にすかさず「何を変えてうまくいったのか」をしっかりと覚えておき、それからまた改めて選手のフォームをスローで何度も確認してイメージを頭に焼き付け・・・と、地道な取り組みを重ねていくうちに、やがて フォームの修正がかけられる(=うまくいかない理由を自分で見つけ、うまくいくように改善できる)ようになりました。それからも引き続き、毎回のジャンプでこれらの要点と照合させながら、もっともっと意識が無意識になるまで練習していきました。そこまで来てからも、安定して跳べるようになってくるには、さらに1年以上かかった気がします。

サルコウは、踏み切り足は左ですが、ジャンプの直前で、陸上競技のように高く跳ぼうと左ひざを曲げてしまうとダメなんです。流れで入るダブルになると、踏み切りの時に左脚に重力が大きくかかるので、左ひざを曲げてしまうと重力に耐えられなくなり、重力に押しつぶされてかえって高く跳べなくなってしまうのです。 実際には、左膝はほとんど伸びた状態を保って左脚全体を棒高跳びの「棒」のように突っ張って、「つっかえ棒」として、 右足で跳ぶような感じです。「左脚は棒!」「右足で跳ぶ!」という強い意識とイメージを持たないと、 頭では分かっていても、フォームが固まってくるまでは、とにかくこの穴に陥りやすいです。そして、右ひざを引き上げるタイミングは、シングルサルコウの許容タイミングよりも、”かなり後”に来ます。これを待ちきれないとうまく行きません・・・。

 

~進入時(スリーターンorモホークの後)~

①左足のLBIカーブは薄く直線的に取る。

②胸を張り上体をしっかり起こす。

③右足を後方へ。

④左膝は、ターンで自然に軽く曲がった状態から、一度伸ばす。片足で直立しているバック滑走状態になり、頭の高さはこの時が最高点となる。

⑤この時、両手は少し高く、水平くらいに。左手は前方、右手は右方向。

 

~ジャンプの入り~

⑥右足を体の右側に徐々に降ろしながら、左足に乗っていた重心を徐々に右足に移す。右足が自然に右側に降りてくるのと共に重心を右足に移していくということ。

⑦上体は少し前かがみになり、両ひじも両ひざも、共に軽く伸ばしてハの字に開いて降りた状態を作る。(頭を頂点に両腕と両脚で三角形が2つ重ねて氷上に乗っているような形。)滑走はあくまで左足のみ。でも、右足も氷すれすれまで降りてきて、頭の位置は、左右の両腕両足の中央にあるような姿勢。

④からの動きとしては、両膝がほぼ伸びているのに頭の高さは沈んでいくように見え、頭の高さも、この時が最低点となる。滑走は左足なので、左脚から見れば体幹軸は右に傾いた状態と言える。もちろんこのままの姿勢で滑走を続けることは不可能。この姿勢は、右足が一番下に降りてきた状態。

 

~踏み切り~

⑧降りている右足を円の中心点として、LBIを強いカーブで取る。右足だけが一瞬リンク上で位置が止まったようになり、左足と体の左側だけが流れていくような感じ。このLBIカーブにより、体全体の向きが90°回って、三角形の姿勢の向きが縦方向となる。重心が体の右側に来ている分だけ、慣性方向(LBIカーブを取る前に直線的に滑ってきた方向)に対して大ブレーキがかかる。つまり、左脚から頭のラインは、縦方向になった三角形の姿勢構造により、ジャンプして降りる「進行方向」に対して「手前に傾斜している状態」にあり、これが棒高跳びの棒を突いた時と同じような、グッとブレーキをかけた状態を作り、 高さを生む原動力の1つとなる。ここまで来て初めて、振り下ろしてきた右足の「膝を振り上げる方向」と、ジャンプして降りる「進行方向」とが一致する。この直後の踏み切りで右膝を引き上げる時、右足に移してきた重心は踏み切り動作によってその全部が再び左足つま先に戻る。 (この時最大の重力が左足にかかるので、陸上でジャンプする時のように、高く跳ぶために膝を曲げてしまうと、この重力に押しつぶされて、かえって上に上がれなくなる。だから左膝はしっかり固定しておかなければならない。)

⑨棒高跳びと似たような原理で左脚は棒のようにしてブレーキをかけ、右膝を引き上げて跳び上がる。進入スピードがゆるい時は、傾斜角度を浅く取らないと倒しすぎになって跳べない。決して跳び急がず、自然に右足が前方に出てくるのをよく待ってから、振り子が振れるように降りてきていた右足を一気に引き上げる。(足というよりは「膝」を引き上げる。)跳び上がるタイミングは、左足のLBIカーブの奥の奥の方。うまくいくと、左足のつま先と、背中の左側に重心がしっかり乗った感じがする。右足が、手前に傾斜している左脚の軸を越えてから跳び上がる。じっくり待てず、右膝を引き上げるタイミングが早いと、十分に重心を乗せられないため高さが出ず、軸がゆるくてジャンプ中の回転速度も出ない。

⑩両腕は右膝を引き上げるタイミングに合わせてしっかりと上方へ引き上げる。

⑪顔は踏み切る直後までしっかり前方に残しておく。跳び上がってから一気に回転方向へ持っていくと回転速度が足される。

 

~回転~

⑫引き上げた右膝は、しっかり内側(回転軸の中)に入れ込む。顔は「左斜め後ろ上方向」を振り返るような感じ。引き上げる右膝は、左脚の太ももよりも内側に入れ込むような感じ。この入れ込みができないと軸がゆるくて回らなかったり、着氷がインエッジになってしまったりする。
逆に入れ込みができると、力もほとんどいらず、さほど高さを出さずとも回転できる。

⑬回転中の姿勢と両手の位置を意識する。バックスクラッチスピンと同じ回転姿勢(左脚が右脚の前でクロスしている右脚軸回転の姿勢)は、ちょうど1回転し終わった時に出来上がる。両手は胸の前。⑩が出来ていないと、急激な体の上昇に負けて意外に手がおなかの位置に来やすく、そうなると、体の姿勢も前屈みになりやすく、格好悪い。

 

~着氷~

⑭右足のつま先のトーピックから降りる意識をしっかり持つ。回転不足になった場合でも、トーピックから降りられるとバックスクラッチスピンをかけられて転倒しにくくなる。

 

~全体~

⑮一連の動作は、すべて止めることなく常に流れて動いている。ただし、右足が降りた瞬間の右足の位置は、きついLBIで体の向きが変わるまで一瞬止まった感じになる。

⑯踏み切り動作に入るまでの左足の重心は常に左足の「つま先側」にかけるのを意識する。踏み切り時のタイミングや姿勢が悪いと、踏み切り時に、重心が左足の「かかと側」に乗ってしまうことがある。それを防ぐには、ほんの少しだけ頭を常に前に出しておき、ほんの少しの前傾姿勢を最後まで維持すると良い。

⑰左足と右足の靴の動作軌跡は、同時進行で別々の曲線を描いていく感じ。左足は、氷上の平面上に放物線をひっくり返した曲線の左半分を描き、右足は、空間上で放物線をひっくり返した曲線を斜め垂直方向に傾けた感じ(サッカーボールを右足で蹴る感じの軌跡)の曲線を描く。※実際には右足の曲線は、体の向きがLBI方向に回転しながらなので、よじれた放物線になりますが、練習の中で、この2つの美しい曲線軌道を偶然感じ取れた時があり、サルコウジャンプの美しさ・素晴らしさを感じて感動しました♪

 

3秒くらいの間に、以上のようなことすべてを意識してイメージ通りに制御するのは本当に難しいなぁ・・・と思うのですが、一度に全部はできなくても、一つ一つをしっかり意識して練習し、意識が無意識になるまで何度も癖付けしていくしかありません。「ただ2回転回っているだけ」の「ガチャガチャで不自然なジャンプ」ではなく、選手のような綺麗で自然なジャンプを身につけるためには、野球のピッチャーのように、きちんとしたフォームを身につける練習がとても大事だと思います。しっかりとした一連の動作イメージをつかむために、きれいなフォームの選手のジャンプをスロービデオで何度もよく見て研究するのも楽しいし有効です♪ その中に成功への鍵が隠されている訳ですから。特にアクセルは、スリージャンプとは全く違う、あの顔や上体を手前に残した姿勢から、後ろ向きにジャンプするような独特の入り方や、一度引き上げて曲がった右膝がどうして伸びてきて、左足が自然に前でからむのか、スローやコマ送りで何度も見ないとまるで分かりませんでした。見たら出来る訳では決してないけれど、自分なりのしっかりとした動作イメージや理想を持ち、常に探求・工夫して練習することが上達の鍵だということだけは分かっています。

それにしても、空中でバックスクラッチの姿勢になるというのは、慣れるまではなかなかに難しいです。ジャンプした後に、空中で回転しながら体をまっすぐに伸ばすというのは、”無意識の防衛本能”が働いて、なかなかしっかりと膝が伸ばせません。アクセルはともかく、特にダブルサルコウの踏切で、一度引き上げた右膝を空中でまた伸ばすというのは難しい。階段を右足で一段上がるような感じに出来れば理想ですが、最初は、とにかく膝の曲がった状態での回転になってしまい、これは姿勢が悪くて格好が悪いのです・・・。何年もかけて、徐々に慣れていくしかないようです。

そこで自分は、トーループ、サルコウのダブル練習をしながら、あえてちょっと難しめのダブルフリップとダブルループの練習も加えて練習するなどしていました。フリップやルッツは、右のトーで突いて跳び上がるので、基本的にそのまま自然に右膝が伸びるし、ループも右膝が伸びるジャンプですから、右膝を曲げない空中回転姿勢に慣れるために、フリップやループのダブルの練習も取り入れてみたのです。こちらはこちらで、トーを着く角度や位置、入る姿勢、タイミング、回転に入ったら足元をしっかり閉じるなど、いろいろなコツやポイントがだんだんと分かってくるのですが、たとえなかなか回転しきれなくても、トーループやサルコウばかりで膝を伸ばすことを考えるよりも、結果的にはこれらの別のジャンプの練習をすることが、空中回転姿勢を身につけるのに良かった気がしています。

 

この年齢(?)からフィギュアを始めてみて、初めて分かったこと!

①左足のスタンドスピンをきちんと身につけるだけでも相当の練習と時間がかかること。(シングルジャンプは半年くらいで色々出来るようになったけれど、スピンはダメで、自分は多分、 スピンは出来るようにならない人なんじゃないかと、ずっと思っていました。)

②30歳以上で習い始めても、スピンの目の廻りや気持ち悪さには、ちゃんと適応できるようになるということ。 (ただし、レイバックスピンとか、視線方向(回転景色)の変わるスピンは全部、別物として訓練していかないと目は廻ります。)

③スピンがある程度、高速で出来るようになると、鼻の奥の奥の奥の方から遠心力で鼻水が引き出されてくるということ。 (選手が演技の直前にティッシュで鼻をよくかむのは、かんでおかないと、スピンの時に飛び出てしまうからです!)

④右足のバックスクラッチスピンは、左足のスタンドスピンより3倍以上(感覚的に)も難しいということ。 (ブレード<刃>の取り付け位置や角度、足の向きが数ミリ違うだけでも、軸がぶれて高速で回れなくなります。)

⑤バックスクラッチスピンが出来るようにならないと、右足軸回転を必要とするシングルアクセルや2回転ジャンプは始まらないこと (体の真ん中で回転している限り、きれいな片足着氷はできるようになりません。出来ても不格好なジャンプになります・・・。それよりは、早くまずバックスクラッチスピンを身につけて、死んでも右足一本で降りる(大げさな表現ですが)という意志を持つことが大事! 小さなジャンプで良い(それだと怖くないし)ので、回転不足からバックスクラッチに持ち込む練習をすると、右足軸回転感覚が分かってきます。と同時に、左足を右足の前でクロスさせた(からめた)空中回転(=バックスクラッチの姿勢での空中回転)ができるようになります!2回転は、体を回そうとすればするほど、体を振り回してしまったり適切なタイミングがずれてしまい、結果的に余計に回りづらくなります。逆に、正しいフォームが身につくと、何の力も勢いもなくとも、きれいに2回転できるようになります。 なわとびの二重跳びのように、力で縄を速く回そうとしても縄が速く回らないのと一緒。 正しいフォームや一連の動きのタイミングを身につけ、コツをつかむことが肝要です。 回転軸と、バックスクラッチの空中姿勢が身につくと、陸上でも普通に2回転して片足着地ができるようになります♪)

⑥ジャンプもスピンも、何度も何度も試行錯誤を繰り返しているうちに、やがて偶然うまくできる”奇跡体験”が起こるので、その時の感覚を大事にしながら、今はなぜ出来たのか、今はなぜうまくいかないのかを常に頭で考えて試すことが大事! (でも、それを先生や上級者に見てもらい、指導を受けることがやっぱり大切。そして自分のフォームを時々ビデオに撮って、自分で確かめるのが最も大事なこと!!百聞は一見にしかずです。ダメな箇所が自分で納得できれば、本気で直す気になれます☆)

 


従来のスケートページはこちらから